皆さんは外出する際に、しっかりと日焼け止めを行っていますか?季節が夏であれば、恐らくYESと答える方が多いでしょう。
しかし、夏以外はNOと答える人も多いのではないでしょうか。
よく知らないけど気になる、【SPFとPAについて・紫外線の種類・選ぶときのポイント】についてご紹介します♪
目次
SPFとは

次に、日焼け止めを選ぶ際のポイントについて紹介します!
最初に選ぶポイントとして紹介するのは、SPFという数値についてです。
このSPFはほぼ全ての日焼け止めに記載されているもので、二桁の数字で記載されているものですが、どのような意味を持っているのかご存じですか?
SPFというのはSun Protection Factorの略称です。
SPFの役割を一言で表すと、『日焼けするまでの時間を遅らせることができるもの』という役割になります。
たとえば、
”SPF10なら何もしない時に対して10倍受け止めることができる”
ということになります。
SPFの数値は10から始まり、一番大きいもので50+というように記載されています。

そして、「日焼けするまでの時間」とは、具体的に以下のようなことを表します!
日差しが皮膚に影響を与えるためには、「20分程度の時間がかかる」といわれています。
SPFには、「持続時間」の意味もあり、
”SPF10であれば、20分の10倍である「200分耐えることができる」”
といえるでしょう。
これがSPF50なら50倍となってくるため、1000分であり、「16時間以上も耐えられる」ことになります。
ですので、「日焼けするまでの時間を遅らせることができるもの」を表しているんですね!

計算上はこのようになりますが、実際問題からすると、他に多くの要因が絡んでくるので、2時間から3時間を目安とするのが良いでしょう。
特にこのSPFが防ぐことができるのは、いくつか種類がある紫外線の中でも、紫外線B波です。
基本的には、「値が高いほど紫外線B波を防ぐ能力が高い日焼け止め」ということになります。
しかし、とりあえずSPF値の高いものをつけていれば良いというわけではありません!成分の効果が高い程、肌に対する刺激も強くなるため、適切なものを選ぶ事が重要です。
目安として、
- 通勤通学程度・・・SPF10
- 炎天下でのレジャー等・・・SPF30以上
と覚えておくのも良いでしょう。
PAとは
次に紹介するのは、日焼け止めがどの程度の効果を持っているのかを示しているPAについてです。
このPAについてはSPFと違って数値ではなく、プラスの数によって表記されていることが多く、PA+からPA++++までの4段階が存在しています。
PAとはProtection Grade of UVAの略称です。
PAは防御能力を表しており、「プラスの数が多ければ多いほど、護ることができる能力が高い」ということになります!
PAが防ぐことが出来る紫外線はSPFの紫外線B波とは異なり、紫外線A波を防ぐことができます。
PAについても、SPFと同じく、高ければ高いほど良いというわけではないんです。
その時その時の状況に合わせて、適切なものを選択することがポイント!
目安としては、以下のようになります。
- 日常生活・・・PA+
- 屋外でのスポーツなど・・・PA++
- 炎天下のレジャーやリゾート地でのマリンスポーツ・・・PA+++とPA++++
ただ、これは個人では判断することが難しいため、医師の相談と指導のもと使用するのが良いと言えます。
SPFとPAの違いについて
SPFとPAの違いについてまとめると・・・
- SPF・・・日焼けするまでの時間を遅らせることができるもの
- PA・・・紫外線から肌を守る防御能力
ということになります!
ご理解いただけたでしょうか♪

しかしここで、紫外線A波や紫外線B波など、「紫外線の種類」について疑問をお持ちになった方もいるでしょう。
最後に、「紫外線の種類」についてご紹介します!
紫外線の種類
最後に、紫外線にはどのような種類と違いがあるのかについて紹介します。
基本的に紫外線にはA,B,Cの3つの種類があり、それぞれ波長の違いがあります。どれも不可視光線であるため、目に見えることはありません。
A波

このA波については主にシワやシミなどの原因を作るもので、PAによって防ぐことができます。
紫外線の中で波長が長いものを指しており、特に地表に届きやすい性質を持っています。
雲やガラスなどを突き抜ける貫通性の高さが特徴で、肌のバリアについても通過し易い性質を持っています。
B波

主に直接肌に対する影響をおよぼすもので、日焼けの原因となっているのがこの紫外線です。
SPFによって防ぐことができる紫外線です。
A波の次に波長が長いもので、雲やガラスなどには遮断されやすくなっているために、地表に届く量は少なくなります。
C波

これはオゾン層によってその大半が弾かれているため、特殊な場所以外ではほとんど地表には届きません。
しかし、もし肌に触れることがあれば皮膚がんのような重篤な症状を引き起こすものです。日焼け止めではC波についてまで防御できるわけではありません。
日焼け止め選びに迷ったら!
日焼け止めの種類は非常に多く、迷ってしまうこともしばしば。
「どれを買ったらよいか分からない!」と迷ってしまったときは、SPFやPAの違いについてを参考にしながら選んでみてくださいね!
今年の夏こそ焼かない美肌を目指しましょう♪