「ノンコメドジェニック」は、少し舌を噛んでしまいそうな単語ですが、肌にお悩みを抱える方なら一度は耳にしたことがあるはずです。
日焼け止めに関しても、このノンコメドジェニックは注目されていて、数多くのアイテムを見つけることができます。

目次
ノンコメドジェニックとはどんな意味?
ノンコメドジェニックの日焼け止めは、肌のトラブル、特にニキビなどで困っている方にとってはありがたい存在です。
そのためいろいろな種類の日焼け止めが登場しているため、いざ買おうと思ってもどれを選んだらいいのかわからないかもしれません。
そこでまずは、ノンコメドジェニックとはどんなものか、そしてどのように選べばいいのかを順番に見ていきましょう。
ニキビを予防するノンコメドジェニック
コメド、というのは日本語では「面ぽう」と呼ばれ、これは毛穴の中に角質や皮脂が詰まってしまって膨らんだ状態のことを意味します。
言い換えればこのコメドの状態がさらに悪化してニキビになってしまうため、それを避けるために「ノンコメド」の化粧品が必要となるのです。
つまりノンコメドジェニックとは、ニキビを予防する効果を持った、という意味で使われています。
一般的な日焼け止めとノンコメドジェニックの違いとは?
ではノンコメドジェニックの日焼け止めと、一般的な日焼け止めにはどんな違いがあるのでしょうか。
日焼け止めに限らず、化粧品にはニキビの原因菌となる「アクネ菌」のエサになる成分が含まれていることがあります。
エサがあれば当然菌は増殖してしまいます。
ニキビ体質でない人であれば問題ありませんが、すでにニキビがある人にとってはさらにニキビが増えてしまったり、ニキビの状態が悪化してしまう可能性があります。
ノンコメドジェニックの日焼け止めは、そのようなエサとなる成分を使用していない為ニキビになりにくいようになっているのです。
ノンコメドジェニック日焼け止めの効果
ニキビになりにくい成分だけでつくられているノンコメドジェニックの日焼け止めですが、市販の日焼け止めのなかでこのノンコメドジェニックの商品はどのように選べば良いのでしょうか。
「ノンコメドジェニックテスト済み」の日焼け止めとは
ノンコメドジェニックの商品は、単に成分を調整しているだけではなく、「ノンコメドジェニックテスト」というテストがあり、これをパスする必要があります。
ノンコメドジェニックテストとは、商品を製造するメーカーではなく、第三者機関によってニキビが発生しにくいかどうかをテストし、それに合格したものだけがテスト済みとなるのです。
そのため日焼け止めでも同様に、このテスト済みの商品を利用すれば、ニキビができにくくなるわけです。
ノンコメドジェニック日焼け止めの選び方
日焼け止めには紫外線の種類によってSPFやPAといった表記で、紫外線のカット性能が分類されています。
「SPF50+」や「PA++++」と書かれている日焼け止めが最もカット性能が優れているのですが、その分日焼け止め自体に肌にダメージを与える成分が多く含まれているため、使うシーンや自分の肌質に合わせて使い分けることが重要です。
ノンコメドジェニックテスト済みの日焼け止めでもこれは同様で、真夏の太陽の下で使う際にはよりカット性能の高い日焼け止めを使い、紫外線が少なくなる夏以外の季節や時間帯では、やや控えめな日焼け止めを使うことをおすすめします。
せっかくニキビができにくい商品を使っても、肌にダメージを与える日焼け止めを使ってしまっては、結果として美肌がキープできなくなってしまいます。
ノンコメドジェニックテスト済みの日焼け止めの特徴別おすすめ商品
では最後に、ノンコメドジェニックテスト済みの日焼け止めの中から、利用シーンや商品の特徴別におすすめアイテムをご紹介していきましょう。
ウォータープルーフのノンコメドジェニックテスト済み日焼け止め
【敏感肌用】アンテリオス XL フリュイド

アウトドアなどでの利用も可能な機能性の高い日焼け止めでありながら、「敏感肌」にも対応した便利なノンコメドジェニックテスト日焼け止めです。
乳液のようにミルキーなテクスチャーで使いやすく、伸びがよいため使いやすい日焼け止めと言えるでしょう。
石鹸で落とせるおすすめノンコメドジェニックテスト済み日焼け止め
サンスクリーン オンフェイス ライト(ローションタイプ)

日焼け止めでありながら下地としても使える究極の肌に優しい商品がこちらです。
単に日焼けから肌を守るだけではなく、美肌作りにも一役買うためコスパとしては悪くありません。
ローションタイプなのでさらりとしたテクスチャーの使いやすさも魅力です。
999円以下で買えるおすすめノンコメドジェニックテスト済み日焼け止め
メンソレータム アクネス 薬用 UVクリアミルク

お馴染みのメンソレータムという信頼できるブランドで、殺菌成分を配合しニキビの予防を同時にできるのがこちらの商品。
さらにビタミンCを配合して肌の潤いをキープしながら、肌色タイプでニキビを隠し、下地としても利用できます。
1,000円以上のおすすめノンコメドジェニックテスト済み日焼け止め
資生堂 dプログラム アレルバリア クリーム 敏感肌用

紫外線はもちろん、大気中のほこりや微粒子から肌を守ってくれる、資生堂の日焼け止めクリームがこちら。
紫外線吸収剤は不使用となっていますので、敏感肌はもちろん、赤ちゃんでも使用できるという優しさが特徴です。
まとめ
ニキビができにくいノンコメドジェニックテスト対応の日焼け止めは、ニキビができやすい人にとってはありがたい日焼け止めです。
しかし日焼け止めには特徴を持ったいろいろな種類がありますから、自分の肌質や、使用シーンに合わせて使い分けるよう、よく商品を事前にチェックしておきましょう。