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日焼け止めとは?
日焼け止めは、オーストラリアなどと比べて紫外線の量が少ないと言われている日本でも必須のアイテムとなりました。
紫外線には、皮膚を老化したり、シミやソバカスを作るなど様々な悪影響があります。
日焼け止めは、そういった紫外線が原因のトラブルから皮膚を守ってもらうために使用するものです。
日焼け止めには色々な成分が配合されております。
特に紫外線を吸収し、直接肌に紫外線が届かないようにする紫外線散乱剤と、紫外線のエネルギーを吸収する紫外線吸収剤の2種類の成分が配合されております。
特に日焼け止め効果の高い日焼け止めには、両方が配合されていることが多くなっております。
また最近では、飲むタイプの日焼け止めなども登場しております。
しかし、飲むタイプの日焼け止めは、塗るタイプの日焼け止めよりも効果が弱くなっておりますので、飲むタイプの日焼け止めを利用したからといって、日焼け止めを防ぐことができるわけではありません。
夏の紫外線などが強い時期には、塗るタイプを使用した方が良いと言えます。
また、日焼け止めには、SPFとPAという数値があります。
SPFは、UV−Bに対する防止効果の強さを表しております。
SPF30は、日焼け止めを付けていない方よりも、日焼けの影響を30倍遅らせることができます。
SPFの数値が高ければ高いほど紫外線を予防することができます。
PAは、UV-Aに対する防止効果を表しております。
日焼け止めは、利用するシチュエーションに合わせて使い分ける必要があります。
日焼け止めのメリット
日焼け止めを利用する目的は、単に美白でいたいからということだけではありません。
日焼け止めを利用するメリットとして挙げられるのが紫外線対策です。
日本では、紫外線の量を1990年から観測しはじめました。
2020年で30年分のデータが出そろうことになるのですが、観測している沖縄の那覇市、茨城県のつくば市、北海道の札幌市のいずれも、長期的な増加傾向になっております。
紫外線の量の増減には、色々な要素が複雑に入り組んでいるため、特定の物が原因ということは言いづらいのですが、要因の一つに雲の量やエアロゾル量の減少があります。
いずれもオゾン層が破壊されたことが原因となっており、今後も強い紫外線が降り注ぐことは明確です。
紫外線には、皮膚がんのリスクを高めてしまったり、シミやそばかすが生成、肌の老化など様々なデメリットがあります。
日本ではあまり理解出来にくいかも知れませんが、紫外線の強いオーストラリアなどでは、年間で400人以上の方が紫外線が原因による皮膚がんによって命を落としております。
また、紫外線にはお肌を老化させたり、シミやソバカスを作る原因となってしまいます。
綺麗なお肌を維持するための天敵となっておりますので、日焼け止めでしっかりとケア、美白になれるようにしましょう。
日焼け止めの選び方
日焼け止めを購入する時には、目的や用途に合わせて選ぶということが重要になります。
日常生活で普段使いするために使用する日焼け止めと、夏にプールや海などの出掛ける時の日焼け止めとでは、必要となる日焼け止めの性能が大きく異なってきます。
しっかりと用途や目的に合わせて選ぶということが重要になります。
また、日焼け止めは、少なからずお肌に影響を与えてしまいます。
特に敏感肌の方の場合には、どうしてもお肌がかゆくなってしまったり、乾燥してしまいメイクが乗りにくかったりなどのトラブルが生じるリスクが高くなっております。
日焼け止めを選ぶ時には、お肌の状態に合わせて選ぶということは、実はとても重要なポイントになってくるのです。
お肌の弱い方の場合には、敏感肌用に開発された日焼け止めを選ぶようにしましょう。
特にお肌がどうしても荒れやすいという方のために開発されているジェルタイプやスプレータイプの日焼け止めなどは、お肌が荒れてかゆくなってしまうという方でも安心して使用することができます。
また、日焼け止めには、ノンケミカルや紫外線吸収剤不使用などと書かれたものが販売されておりますので、そういったお肌に優しい成分で作られている日焼け止めを選ぶということが重要になります。
スポーツ用の日焼け止め
スポーツ用の日焼け止めを選ぶ時には、汗をかいても大丈夫なウォータープルーフタイプの日焼け止めを選ぶことが重要になります。
スポーツの最中に、汗などで日焼け止めが落ちてしまうと、転倒して怪我をしてしまったり、相手の選手とぶつかって怪我をさせてしまうリスクなどもあります。
せっかくスポーツを楽しむのですから、しっかりとウォータープルーフ機能の付いた日焼け止めを選ぶようにしましょう。
また、スポーツ用の日焼け止めを選ぶ時には、スポーツをしている時間やスポーツをする場所によっても適した物を選ぶことが重要になります。
極端な話、屋内用のスポーツと海辺など紫外線の強い場所で行うスポーツとでは、必要となる日焼け止めの機能が大きく異なりますので、当たり前ですが同じものを使うことはできません。
屋内での活動がメインの場合には、PA+程度で構いませんが、海で行うビーチバレーのような紫外線が強い場所で行う場合には、PA++++など強めの日焼け止めを利用するようにしましょう。
また、正直なところ、日焼け止めは目に入るリスクをゼロにすることは難しいです。
その為、目の上や目の周りには日焼け止めを塗らず、帽子やサングラスで紫外線対策をするといった工夫も必要になります。
上手な使い方
日焼け止めは、上手に使えば使うほど効果はアップします。
逆に正しい日焼け止めの使い方を知らずに使っていると、せっかく高い日焼け止めを購入しても効果は半減してしまいます。
上手に使えば、日焼け止めのポテンシャルを最大まで高めることができますので、しっかりと覚えておくようにしましょう。
日焼け止めを利用する時には、必ずしっかりと振ってから使用することが重要になります。
この部分が中途半端になってしまうと、塗りムラがどうしても生じてきますので、しっかりと振るようにしてください。
また、顔に日焼け止めを塗る時には、塗り残しの無いように注意してください。
特に塗り残しの多い部分が、眉間、まぶた、小鼻のわき、唇、首の後ろ、耳、髪の生え際、フェイスラインです。
特に唇は、お肌と違って汗腺がありませんし、角質層も薄くなっております。
また、顔の肌よりもメラニン色素であったり皮脂を分泌する量が少ないために、どうしても紫外線に弱くなっております。
また、夏の時期などはサンダルなどを履いている方も多いのですが、足の甲なども日焼けしやすいパーツのひとつです。
日焼け止めを塗り忘れてしまうと、サンダルの跡が残ってしまうような日焼けをしてしまいますので注意しましょう。
使用上の注意点
日焼け止めを利用する時には、いくつかのルールや注意点を守って利用するようにしましょう。
ルールや注意点を守って利用しないと、日焼け止めの効果を半減させてしまったり、肌荒れの原因になってしまうリスクがありますので要注意です。
日焼け止めを塗る時には、優しく伸ばすようにして塗ることが重要になります。
よく日焼け止めを市販されている保湿クリームのようにクルクルと塗り込む方がいますが、そのような日焼け止めの塗り方をしてしまうと、お肌に負担をかけてしまいます。
また、日焼け止めがムラになってしまい日焼け止めの効果を半減させてしまいますので要注意です。
また、日焼け止めを塗る時には、日焼け止めを塗る場所によって使い分けることが重要になります。
間違っている方が多いのは、ボディ用の日焼け止めを顔に使っているような塗り方をしている人です。
ボディ用の日焼け止めを顔に塗ってしまうと、肌を荒れさせるだけでなく、お肌が乾燥してしまうリスクがあります。
確かに日焼けは収まるかもしれませんが、肌荒れをしてしまうのでは意味がありません。
最近では、化粧下地の効果もある日焼け止めなども登場しておりますので、ボディ用とフェイス用は使い分けて使用するようにしましょう。