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【ハワイの日焼け止め禁止法案】ダメな日焼け止めはどれ?日本からの持ち込みは?

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ハワイ旅行と言えばいま話題となっているのが「日焼け止めの流通・販売禁止法案」。

今後「ハワイで日焼け止めを買いにくくなる」かもしれません。

「どんな日焼け止めがダメなの?」「日本からの持ち込みはOKなの?」など、これからハワイに行く方は色々な疑問が浮びますよね。

そこで今回は、これらの疑問にお答えしていきたいと思います!

これさえ読んでおけば、ハワイの日焼け止め禁止問題も解決です♪

※法案に関する最新情報を追加しました!

目次

ハワイで「日焼け止めの販売・流通を禁止」

「ハワイで日焼け止めを買いにくくなる」ということの原因は、「日焼け止めの販売・流通が禁止される」ことにあります。

(2018年)5月上旬、CNNによると“アメリカ・ハワイ州会議は、サンゴ礁への有害性が指摘される成分を含んだ日焼け止めの販売を禁止する法案を可決”しました。

この法案は今まで類を見ないもので、世界で初めて可決された法案となります。

日焼け止めを必ず使う場所・ハワイでのこの法案可決は、私たち日本人観光客にとっても見逃せないニュースですよね。

日焼け止め禁止の背景には「サンゴ礁」

このような法案が可決された背景には、「サンゴ礁」が関係します。

ハワイと言えば、白くて美しいサンゴ礁をイメージする方も多いでしょう。

ハワイはリゾート地の代名詞ともいえる場所。日本からだけでなく、世界中から観光客が一年を通してやってきます。

そこで必ず使われるのが、紫外線対策の役割を担う日焼け止めです。

実はこの日焼け止めに含まれている化学物質の中には、サンゴの白化現象を引き起こす原因となるものがあるのです。

白化現象とは、いわばサンゴ礁が死んでしまうことに繋がります。

サンゴの中には、光合成をおこなう褐虫藻が共生しています。

白化現象は、この褐虫藻がサンゴから抜け出してしまうことにより、白く見える状態を言います。

褐虫藻がサンゴの中に戻らないと、そのまま死んでしまうのです。(参考:コトバンク デジタル大辞泉)

白化現象を引き起こす化学物質が海水へ流れ込むことにより、サンゴ礁の死滅へと繋がり、絶滅が危惧される問題にまで発展しているのです。

ハワイの美しいサンゴ礁が減少しているとは、驚きの問題ですよね。

これを受けて、「サンゴ礁に有害な化学物質を含む日焼け止めの販売を禁止する法案」が提案・可決されたのです。

ハワイ州内では、数多くの環境保護団体が支援していますが、ハワイ医療協会などは「日焼け止めが皮膚がんを予防するという研究結果が数多くあるのに対し、日焼け止めがサンゴ白化の原因となっているとする研究結果は少ない」と反対しており、賛否両論に分かれているようです。

禁止される日焼け止めはどんなもの?

販売・流通が禁止される日焼け止めは全てではなく、サンゴ礁に有害な化学物質を含むことがポイントです。

その化学物質とは、オキシベンゾンオクチノキサートの2つになります。

■オキシベンゾン

オキシベンゾンとは、一般的に油溶性の紫外線吸収剤として日焼け止めに使われています。

■オクチノキサート

オクチノキサートは、日本では『メトキシケイヒ酸エチルヘキシル』と言われています。

こちらも、紫外線吸収剤として日焼け止めに使われています。

日本で紫外線吸収剤が使用されている日焼け止めには、ほとんどメトキシケイヒ酸エチルヘキシルが含まれていると言います。

アメリカメディアによると、ハワイではオキシベンゾンまたはオクチノキサートが含まれている日焼け止めは現地のコンビニエンスストアなどで広く発売されているようです。

どちらも紫外線吸収剤として使われていることもあり、BBCNEWSJAPANによると“これらの化学物質は3500種類以上の最も流通している日焼け止め製品に含まれている”と言います。

同じく、“スター・アドバイザーによると、日焼け止め「コッパーストーン」を製造・販売しているドイツのバイエルは、米国ではオキシベンゾンと同等の日焼け防止効果を持つ素材を入手できないと話した”ともあり、これら2つの化学物質を含まない、いわゆるノンケミカルな日焼け止めは少数だと分かりますよね!

つまり、この法案が施行されると、ノンケミカルの日焼け止め(オキシベンゾン・オクチノキサートが含まれていない日焼け止め)のみ販売・流通可能であると考えることができます。

しかし、オキシベンゾンもしくはオクチノキサートが含まれている日焼け止めの場合でも、医師から処方された日焼け止めについては対象外となります。

日本から持ち込みはできるの?〈最新情報アリ〉

法案が施行されると「ハワイ州内での販売・流通が禁止される」ということは分かりましたが、日本からこれら2つの化学物質が使われている日焼け止めを持ち込むことは可能なのでしょうか?

気になる疑問にお答えします!

★追加最新情報★

現地時間2018年7月3日に、ハワイ州のイゲ知事は法案への署名をしました!

これにより、2021年1月1日より、サンゴ礁に有害な化学物質を含む日焼け止めの販売や流通を禁じる法案が発効されます。

そして、気になる日本からの持ち込みですが・・・、2021年から発効される法案では、観光客が持ち込む日焼け止めについては規制はできないようです。

なので、日本から持ち込んだ日焼け止めはハワイで使うことができます!

今回可決された法案は、ある意味「条件付き日焼け止め禁止法案」ですので、オキシベンゾンもしくはオクチノキサートが含まれていない日焼け止めは使うことができます

あくまでも、「日焼け止めの販売・流通を禁止」ということなので、お間違いなく!

日本のオキシベンゾン不使用の日焼け止め

現時点では、日本から持ち込む日焼け止めに関しては規制されない予定です。

しかし、実際に施行されるまであと10か月ある(2020年2月時点)ので、その間に諸外国からの持ち込みも規制される可能性は十分あります。

また、サンゴ礁をはじめとした自然環境保護のためには、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを使うことが一番です。

これをきっかけに、ケミカルからノンケミカルの日焼け止めへ変えてみるというのも良いかもしれませんね!

日本の化粧品会社も、ハワイの日焼け止め禁止法案を受け、紫外線吸収剤を使わない日焼け止めの販売が増えることが見込まれます。

そこで、紫外線吸収剤不使用の日本の日焼け止めをいくつか紹介します!

コパトーン「UVカットミルクマイルド」

SPF35 PA+++

広瀬アリスさん出演のCMでおなじみのコパトーンからも、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めが登場しています!

スリムな形なので小さいバッグやポケットにも入れやすいですね。

ハレナ『オーガニックUVミルク』

SPF50+ PA++++

紫外線吸収剤不使用でSPF50と最高クラスの日焼け止め!

きしみや白浮きなどはなく、柔らかいテクスチャーで伸ばしやすいです。

日焼け止めの機内への持ち込み方

日焼け止めは「液体物」となるので、国際線の機内への持ち込みは制限されますが、ある一定の条件を満たせば可能です。

“100ml以下の個々の容器で、それらの容器を1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋に入れることが条件”となります。(国土交通省より)

ここでのポイントは2つあります!

 ジッパー(またはファスナー)付き透明プラスチック袋に入れること

 100ml以下の個々の容器に入れること

まず1つ目ですが、機内へ持ち込むためにはジッパー付き透明プラスチック袋に入れる必要があります。

一番身近な例でいえば、「ジップロック」ですね!

ジップロックのMサイズは規定サイズ内となるので、機内持ち込み用として使えます♪

そして2つ目ですが、ジップロックに入れる容器は100ml以下の容器でなくてはなりません!

つまり、日焼け止めを違う容器に移し替えずそのまま持ち込みたい場合、容量が100ml以下の日焼け止めを選びましょう!

参考として、アネッサの日焼け止め乳液は60mlなので規定サイズ内となります!

日焼け止めは50ml~80mlが多いので、それほど困らないかもしれません。

この2つの条件を満たせば、飛行機内に日焼け止めを持ち込むことができます。

より詳しい情報は、

液体物の持ち込みについて(国際線)/成田空港

をご参考ください♪

ハワイで日焼け止めを買いにくくなったときの対策

この法案が施行されたら、ハワイで販売される日焼け止めの種類は今よりも少なくなると考えられます。

そうなると、現地調達がしにくくなり「日焼け止めが足りなくなってしまった!」という状況になる可能性もなきにしもあらずです。

海外の日焼け止めより日本製の日焼け止めの方が質・効果ともに高いとされているので、今の時点では日本から日焼け止めを持って行くことがおすすめでしょう。

普段から使っているものの方が肌質に合う・合わないがはっきりしているので、その点も心配なく使えます。

施行後も、日本からの日焼け止め持ち込みは規制されないことが分かりましたので、いつも使っている日焼け止めを持って行くのが良いでしょう。

もし現地で日焼け止めが足りなくなった場合でも、オキシベンゾン、オクチノキサートが含まれていない日焼け止めは販売される予定ですので、現地調達が全くできなくなるということはありません

ただ、先ほどもご説明したように、販売・流通される日焼け止めの種類は今より少なくなると考えられます。

また、ハワイで遊ぶといえばやはり海水浴をメインに楽しむ方が多いですよね!

ウォータープルーフタイプを使うとはいえ、水に濡れる時間が多いほど日焼け止めも落ちやすくなります。

通常の日焼け止めのほか、最近では「飲む日焼け止め」も広く普及してきましたので、これを機に使ってみるのも良いでしょう。

飲む日焼け止めに関してはこちらの記事で詳しく書いているので参考にしてみてください!

ハワイの「もしも」に備え、色々と準備しておくのは大切ですね。

せっかくのリゾート地・ハワイですから、これをきっかけに環境保護にも気を配り、綺麗な海やサンゴ礁を楽しみたいですね。

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