
沖縄では3月下旬から県内各地で徐々に海開きがスタートしていきます。
沖縄のキレイな海を満喫するため、毎年たくさんの人々が訪れていますよね。
これから沖縄旅行の計画を立てようとしている方も多いのではないでしょうか??
そんな中、2018年7月3日に米ハワイ州ではサンゴ礁に有害な化学物質を含む日焼け止めの販売や流通を禁じる法案に州知事が署名し成立し、2021年1月1日から施行されることになります。
日焼け止めに含まれる有害物質がサンゴ礁や海へ悪影響を及ぼしているということで作られたこの法案ですが、今後は世界各国で海洋汚染対策の一環として広まっていくかもしれませんね。
「日焼け止め」がサンゴや海に悪影響があることを、このニュースで知ったという方も多いのではないでしょうか??
しかし、ハワイや沖縄のビーチで日焼け止めは不可欠です・・・
日焼けをしすぎると皮膚がんのリスクが増大し、肌への影響を考えると、やはり私たちにとって日焼け止めは大切ですよね。
では、環境のことも含めてどんな対策をしたら良いでのしょうか??
本記事では対策方法から日本でいち早く対策に取り組んでいる沖縄発の日焼け止め方法などをご紹介していきます。
ハワイの日焼け止め規制法
簡単に説明すると
紫外線カット成分の「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」が含まれる市販の日焼け止めの販売や流通を禁止する法案です
「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」は多くの日焼け止めに含まれている化学物質で、紫外線吸収剤に分類される成分です。
この成分を含んだ日焼け止めが海に流れることでサンゴの白化現象や遺伝子の損傷を引き起こす原因になっているという研究結果が出た為、「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」が含まれる市販の日焼け止めの販売や流通をが禁止されました。
ただし、医師から処方された日焼け止めや観光客が持ち込んだものは規制できないようです。
環境のことを考えた日焼け対策とは?
■海に入る際は「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」をはじめとする化学物質を含まない『ノンケミカル』の日焼け止めを使う
■ビーチでは帽子、サングラス、ラッシュガードなどのUV対策グッズを使う
■「飲む日焼け止め」や抗酸化作用のある「ビタミンC」を日頃から摂取しておく
・ビタミンCが多く含まれる食品(赤・黄ピーマン、ゴーヤ、ブロッコリーがオススメです♪)
サンゴや海に優しい『ノンケミカル』な日焼け止めとは?
ハワイでは禁止された成分が海に有害だという研究結果が報じられた5年ほど前から、それらを含まない製品が増えてきており、『Reef Safe(サンゴ礁に安全)』『Eco-Conscious(環境を意識した)』という表示がされています。
日本でも、特に沖縄県でサンゴの保護活動や海洋汚染対策に積極的に取り組んでいる団体や企業が多くあり海やサンゴに優しい日焼け止めが作られています!
沖縄で作られたノンケミカルの日焼け止め
琉白(ルハク) RUHAKU 月桃 UVボディヴェール

・SPF50+/PA++++ 60ml
沖縄のオーガニックコスメのブランドで、100%天然由来成分の顔・からだ用日焼け止めです。
水となじみにくく、水で洗い流すことがほとんどできない「W/O(ウォーターinオイル)処方」が採用されているので、汗や水にも強いです。
沖縄で古くから虫除けに用いられてきた琉球ハーブ「月桃(げっとう)」をベースにした、すっきり爽やかな香りです♪
外国製で人気のノンケミカルな日焼け止め
沖縄発の日焼け止めの他に、外国製で人気のノンケミカルな日焼け止めもご紹介します。
ソレオ オーガニックス

SPF30+、PA++ 40g/80g
紫外線対策の先進国、オーストラリアのブランドです。
オーストラリアでは「SPF30」が高い防止効果が効率よく得られるということで最大値に定められています。
UVカット成分にはミネラル(酸化亜鉛)を使用し、UV-A、UV-Bどちらもしっかりブロック!
ブドウ種子油、ヒマワリ種子油など14種類のオーガニック保湿成分が配合されていて、肌にも優しい日焼け止めです。
キレイな海を守るために小さなことからはじめてみる

環境のことを考えノンケミカルな成分で作られた日焼け止めは白浮きしたり、高価になってしまうなどのデメリットもいくつかありますが、シュノーケリングなどのマリンスポーツをする際は環境に優しい日焼け止めを使って、キレイな海を守っていきたいですね!!
もちろん肌に優しい成分ですので、肌の弱い方や敏感肌の方にもオススメの日焼け止めです。