「同じ場所にいたのに、日焼けの具合が違う」と感じたことはありませんか。
実は日焼けの具合は個人差があり、日焼けをしやすい人としにくい人がいるのです。
本記事では、日焼けをしやすい人としにくい人の違いや、日焼け対策方法をご紹介します。
日焼けをしやすい人としにくい人の違い
日焼けをしやすい人としにくい人は、肌の特徴が違うとされています。
大きく分けて日焼けは、紫外線B波(UVB)によって炎症を起こす「サンバーン」と紫外線A波によって肌が濃くなる「サンタン」の2種類があるとされています。
「サンバーン」の状態は、真っ赤になって火傷のような状態になり、肌が黒くなりません。
赤みとヒリヒリとした痛みを伴うことも多いですが、数日後には症状が治まります。
一方、サンタンによる日焼けが表れるのは数日後ですが、症状が治まるまでには数週間~数ヶ月ほどかかります。
サンタンの場合、痛みはなく肌が小麦色や黒くなるのが特徴です。
一般的に、サンバーンを起こす人が「日焼けしにくい人」、サンタンを起こす人が「日焼けしやすい人」と分けられることが多いです。
それぞれの肌の特徴は以下が挙げられます。
日焼けをしやすい人の特徴
「日焼けをしやすい人」というのは、「すぐに肌が黒くなりやすい体質」を指すことが多いです。
生まれ持った皮膚のメラニン色素の量が比較的多く、メラノサイトの反応が敏感な人とされています。
紫外線を浴びるとたくさんのメラニンを合成しすぐに肌が黒くなりますが、光による老化はしにくいとされています。
日焼けをしにくい人の特徴
紫外線に当たると肌がすぐ赤くなったり、肌が黒くならなかったりする人は「日焼けをしにくい人」に分類されます。
メラニン色素の量がもともと少ないため色白ですが、紫外線に当たるとすぐに赤くなってしまう人が多いです。
肌が黒くならないので見た目にはダメージが少ないように見えます。
しかし、メラニンによって紫外線を防げていないため、シミ、シワ、たるみなどが進みやすいとされています。
そのため、日焼けしにくい人は入念なUVケアが必要とされています。
どの肌質でも日焼け予防とアフターケアをしよう
日焼けをしやすい人もしにくい人も、肌トラブルを防ぐためには日焼け予防とアフターケアを行うのがおすすめです。
日焼けをしやすい人も、日焼けダメージは蓄積されていくため、何もしないとシミやシワ、たるみなどの肌トラブルが起きてしまう可能性があります。
そのため、どちらの肌質の人も日焼け対策は忘れず行いましょう。
日焼け止めをこまめに塗る
日焼け止めはお出かけ前にたっぷり塗りましょう。
少量だと日焼け止めの効果をしっかり発揮できない可能性があります。
また夏場などは日焼け止めが汗で流れてしまうこともあるので、こまめに塗り直すことが大切です。
日焼け後はアフターケアを忘れずに行う
「レジャーでいつもより多くの紫外線を浴びてしまった」などの場合は、念入りにアフターケアを行いましょう。
特に日焼けをしにくい人は、肌が赤くなりヒリヒリとした痛みを伴う場合もあります。
日焼けをしたらとにかく早めにクールダウンさせましょう。
保冷剤で冷やしたり濡れたオイルを当てたりなど、皮膚を冷やせば炎症の進行をストップさせられます。
そして、痛みがなければ保湿を行います。ただし入念なケアは炎症を起こした肌に刺激を与えてしまうので、軽く行いましょう。
おすすめ日焼け止め商品3選
「資生堂 アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク」

摩擦や水に強い日焼け止めです。
「SPF50+」「PA++++」とばっちり紫外線をカットしてくれるので、焼けにくさと落ちにくさを両立させたい時におすすめです。
塗った瞬間にサラサラになり、軽い質感なので塗りやすい日焼け止めを求めている方にもおすすめです。
「カネボウ アリィー エクストラUV パーフェクト」

こすれに強いとされる「フリクションプルーフ技術」が搭載された日焼け止めです。
とにかく落ちにくい日焼け止めを探しているという方に向いています。
「SPF50+」「PA++++」なので紫外線もしっかりとカットしてくれます。
また水に強いのに、クレンジング不要で手軽に落とせるのも魅力です。
「ドクターシーラボ UV&WHITE エンリッチリフト50+」

化粧下地としても使える日焼け止めです。
ピンク系のカラーのため、顔色を明るく見せてくれます。
やや重めのクリームなので、乾燥肌の方におすすめです。
「SPF50+」「PA++++」なので紫外線もしっかりとカットしてくれます。
まとめ
日焼けをしやすい人としにくい人の主な違いは、生まれ持ったメラニン色素の量といわれています。
日焼けをしても肌が黒くなるだけ、赤くなって黒くならないなど、それぞれ特徴が分かれますが、どちらも紫外線によるダメージを受けた状態です。
日焼け対策やアフターケアを行わないと、シミやシワ、たるみなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。
そのため、どちらの肌質の人も日常的なケアを行うのがおすすめです。